デザインとものづくり / 法律とエンジニアリングが重なるところ

2.3K WORDS · KOHTA KOUCHI

法律とエンジニアリングが重なるところ

一見遠そうな二つの分野ですが、重なっている部分は思ったより広い、という話です。

FIG · 3 · 2026.01

法律とエンジニアリングは正反対だと思われがちです。片方は判例と文章、もう片方は論理とコード。でも両方に触れていると、その境目はだんだん曖昧になってきます。法令は例外ケースまで書き込まれた仕様書のようなものですし、契約書も条件と例外を細かく定義しているという意味で、コードに近いところがあります。

資金決済法や金融商品取引法を学びながら FinTech のプロダクトを作っていると、根っこではいつも同じことをしていると気づきます。ルールを正確に読み、どこが曖昧かを見つけ、その曖昧さで足をすくわれないように設計する。コードを書くときの作業とよく似ています。

この重なりが、自分が両方に関わっている理由の大きな部分です。法律とエンジニアリングの両方がわかる人はそれほど多くなくて、FinTech ではちょうどその境目に面白い仕事があると感じています。